エスプレッソのような濃厚なコーヒーを手軽に抽出できるモカポット(マキネッタ)。しかし、その構造を少し変えるだけで、一体どれほどの進化を遂げるのでしょうか?
今回は、YouTubeチャンネル「James Hoffmann」から、コーヒーのプロがモカポットの革新的な派生モデル4種類を徹底的にレビューする動画をご紹介します。通常のモカポットに満足できない、あるいは新しい抽出体験を求めているコーヒー好き必見の内容です。
本当に「より良い」モカポットは存在するのか?圧力調整、ミルク泡立て、自動停止機能を持つ「変種」モカポット4選
動画の概要
この動画は、通常のモカポットの欠点を補ったり、新たな機能を追加したりした、4種類のユニークなモカポットを比較検証するシリーズの第4弾です。世界的なコーヒーの権威であるジェームズ・ホフマン氏が、それぞれの器具の構造的な違いを解説し、実際に抽出を行い、その味わいや実用性を評価します。
検証されたのは以下の4種類です。
- ビアレッティ・ブリッカ(Bialetti Brikka):クレマ(泡)を生成するために、内部に圧力弁を持つモデル。
- ビアレッティ・ムッカ(Bialetti Mukka):ミルクを入れて、カプチーノやカフェラテを1台で作れるモデル。
- クオーレ・モカ(Cuore Moka):フロート(浮き)機構により、自動で抽出をカットオフするモデル(廃盤)。
- チェメラ(Chamera):水を上から注入し、奇妙な泡状のコーヒーを抽出する、最もユニークなモデル。
動画の見どころ
- ブリッカの圧力測定の試み ブリッカの圧力弁が何気圧で開くのかを、「フランケン・モカ(圧力を測るために改造されたモカポット)」のパーツを使って検証するパートは、実験的で非常に興味深いです。通常のモカポットよりも高い圧力で抽出されていることが判明します。
- ムッカでカプチーノを作るカオス ミルクをセットして火にかけるだけでカプチーノができるというムッカ。しかし、その抽出プロセスは予想外に「爆発的」で、蓋を開けてみるまでどうなっているかわからないという、見ていて楽しいカオスな展開が繰り広げられます。
- クオーレ・モカの自動停止機構 モカポットの難点である「抽出を止めるタイミング」を、フロート(浮き)によって自動化するという、賢いアイデアが搭載された廃盤モデルが登場します。抽出量が少ない(エスプレッソに近い)ものの、安定した抽出結果をもたらします。
- チェメラの「奇妙な泡」の正体 最後に紹介されるチェメラは、他のどれとも違う「信じられないほど奇妙な泡」状のコーヒーを抽出します。その見た目のインパクトと、ホフマン氏の率直な評価は必見です。
動画から得られる知識や情報
- モカポットにおける「圧力」と「クレマ」の関係 ブリッカの検証を通じて、モカポットで圧力をかけることが、必ずしも安定したクレマやより美味しいコーヒーに繋がるわけではないという、プロの見解が得られます。
- ロースト度と抽出効率の相性 クオーレ・モカの検証では、自動的に短時間で抽出がカットされるため、酸味が強く浅煎りのコーヒーではなく、より溶解度が高く、深く焙煎されたコーヒーの方が相性が良いという重要なヒントが得られます。
- モカポットの基本的な問題点これらの変種モデルの多くが、「抽出温度が高すぎること」「抽出のカットオフタイミングが難しいこと」といった、一般的なモカポットの基本的な課題を解決しようとしていることが理解できます。
オススメの理由
- コーヒー器具の「多様性」を楽しめる: モカポットという一つのカテゴリの中で、これほどまでに多様なアイデアが生まれていることに驚きと面白さを感じられます。
- 権威による公正な評価: 世界チャンピオンであるジェームズ・ホフマン氏が、各器具の技術的な構造と、カップの味わいを冷静かつ正直に評価しているため、信頼できるレビューとして参考にできます。
- 次のモカポット購入の参考に: 特にブリッカやムッカなど、現行モデルの購入を検討している方にとって、実用性に関する率直な意見は非常に役立ちます。
チャンネルの紹介
「James Hoffmann」は、2007年のワールド・バリスタ・チャンピオンシップ(WBC)優勝者であるジェームズ・ホフマン氏が運営するYouTubeチャンネルです。コーヒー豆の知識、抽出器具のレビュー、最新の業界ニュースなど、幅広いテーマを深く掘り下げた、質の高いコーヒーコンテンツを日々発信しています。プロの知識をユーモアを交えて分かりやすく解説してくれるため、世界中のコーヒー愛好家から絶大な支持を得ています。
モカポットの「変種」たちが、あなたのコーヒーライフを変える可能性を秘めているかもしれません。
Is There A Better Moka Pot? (Episode #4)


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