「コーヒーの歴史」や「古き良き喫茶文化」に興味があるすべてのコーヒー愛好家に、今見ておくべき非常に貴重な動画をご紹介します。
動画に登場するのは、大阪・本町で100年以上の歴史を持つ現存最古の喫茶店「平岡珈琲店」です。この動画は、同店が2025年12月末をもって閉店する直前に密着した、歴史的な抽出法「ボイリング法」の記録であり、3代目店主の深いコーヒー哲学に触れることができるドキュメンタリーです。
【歴史の終焉】君は百年前の抽出「ボイリング法」を知っているか?大阪最古の喫茶店「平岡珈琲店」の焙煎と抽出に迫る
動画の概要
現役のコーヒー店主であるWAKO COFFEEが、大阪の「平岡珈琲店」の3代目店主・小川氏に密着取材。
動画では、ビルの屋上という意外な場所で行われる、年季の入った富士ローヤル5kg直火式焙煎機を使った焙煎の様子が詳細に記録されています。そして、この店の代名詞とも言える、100年前から続くボイリング法(煮沸抽出法)によるコーヒー抽出の秘密に迫ります。
小川氏の語る「伝統とは変化の履歴である」という哲学や、焙煎技術をオープンにすべきという提言など、プロフェッショナルとしての深い思考が詰まっています。
【重要なお知らせ】
動画の最後で告知されている通り、平岡珈琲店は建物の老朽化のため、2025年12月末で閉店することが決定しています。この動画は、100年以上の歴史を持つ喫茶文化と、幻となりつつある「ボイリング法」の技術を後世に残すための、極めて価値の高い記録となっています。
動画の見どころ
- 大阪のど真ん中の秘密基地:本町にそびえ立つビルの屋上という、都会の真ん中で行われるダイナミックな5kg直火式焙煎の様子 [00:03]。
- 焙煎の具体的なプロファイル:長年の経験に基づいた、富士ローヤル直火式における具体的な温度と時間の指標。「160℃を8分台で通過」など、プロの技術と思考のプロセスが垣間見えます [08:22]。
- 幻の抽出法「ボイリング法」の実演:沸騰したお湯にコーヒー粉を投入し、わずか1分以内でネルで濾しとるという、現代ではほとんど見られない驚異的なスピードの抽出技術 [19:52]。時間が勝負となる、この抽出法によって得られるコーヒーの味とは?
- 「煮出すのにクリア」な味:煮沸抽出にも関わらず、雑味を抑え、フレンチプレスのようなオイル感とクリアさを両立した独特のコーヒーのテイスティング [21:47]。
動画から得られる知識や情報
- ボイリング法の正体:ボイリング法は17世紀にヨーロッパで考案された歴史ある抽出法で、かつては日本のホテルなどでも一般的だったという事実 [31:21]。短時間で煮出すため、見た目よりもシャープで繊細な味に仕上がるのが特徴です。
- プロの技術はオープンソースに:「自分の仕事の偏りをなくすため、焙煎技術はオープンにし、他の人にチェックしてもらうべき」という小川氏の哲学 [05:38]。これはコーヒー業界全体の進歩に繋がるという提言です。
- 伝統とは「変化の履歴」:「伝統は、常に時代に合わせて上書き保存していった履歴のようなもの」であり、「ずっと同じことをやっている」のは伝統ではない、という深遠な考え方 [18:02]。
オススメの理由
- 歴史を五感で追体験できる:100年以上の歴史を支えてきた焙煎機や、貴重なボイリング抽出の瞬間を、臨場感あふれる映像で目に焼き付けることができます。
- プロの哲学に触れる:単なる技術紹介に留まらず、店主のコーヒーに対する深い洞察と、業界に対する提言が詰まっており、コーヒーの楽しみ方が深まります。
- 駆け込み体験のきっかけに:閉店間際というタイミングで公開されたこの動画は、歴史的な抽出法を味わう最後のチャンスを教えてくれます。ぜひ、動画で場所を確認し、12月末までに足を運んでみてください。
チャンネルの紹介
「WAKO COFFEE」は、現役のコーヒー店主が運営するYouTubeチャンネルです。プロフェッショナルな視点から、最新のコーヒー器具のレビュー、抽出技術の検証、国内外の個性的なコーヒーショップの取材など、質の高い情報を提供しています。
幻の抽出法と、大阪の喫茶文化の歴史を記録した貴重な動画をぜひご覧ください。


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